NHKのBSで「
みんなロックで大人になった」(野坂昭如か、みんなではないと思うが)という番組が放送されている。
BBCが2007年に作成したこの番組は7夜にわたり、1965年を起点として現代までのロックの変遷を見てゆこうというもの。ひと晩ごとにテーマがあって、そのことについてはナビゲーターをつとめる
バラカン氏のブログに詳しいが、その3日目はパンクロックであった。
ニューヨークとロンドンのシーンを並行して紹介している。ニューヨークはラモーンズとパティ・スミスを厚めに、そしてテレビジョンも。
ロンドンはピストルズがほとんど、ちょっとクラッシュ、ほんの少しダムド、ちょこっとバズコックス、というような感じ。
BBCは過去にもDancing in the streetというロックヒストリーの番組を15年くらい前にも作成しているが、その番組も確か7回シリーズでパンクは独立していた。ジョーはが活動再開する前で、BBCでラジオをやっていたころだ。あまり詳しく覚えていないが、ジョーとミックが登場して証言していたのをちょっと興奮して見た記憶がある。なにしろ二人があんなふうに過去を語るのを映像で見るのははじめだったから。Westwayがでるなんて想像もしていなかったころだった。
今回はミックとポールがでてきた。それぞれ個別の登場だった。ミックはなんとか気持ちをはぐらかして映像をみていたので、なにを話していたか覚えていない。ちょっとあのビジュアルは困るな、ホント。今度、ビデオみて確認したい。
過去の映像のなかだったが、ジョーとポールがノッティングヒル暴動に居合わせた時のことを話していた。警官にレンガをもっていないか尋問されたがもっていないと言い張って逃れたが、その後、ラスタに金をせびられたがもっていなかった、もっていたのはレンガだけだった、と笑顔で話す二人がとてもいい顔をしていた。
ロットンとマトロックがたくさんしゃべっていた。ラモーンズもビデオだけどジョニーもジョーイもでてきた。現在のトミーも語っていた。
ロックジャーナリストが「ロンドンは無法者、ニューヨークはボヘミアだった」とまとめいたがまあまあ当たっている。ラモーンズはもともとニューヨークではないので、それを除けば芸術運動だったことには間違いがない。西海岸の文化が東海岸にたどりついた姿のような気がする。その対比ならばロンドンは無法だろう。ただそれは世代間闘争と経済格差、失業、人種対立などいたるところに火種があって、暴力というよりは抵抗だったと言える。
この1時間足らずの枠のなかではよくまとまっていると感心した。やはりBBCで、話よりも映像のリアリティで押し切るだけのものがる。あれこれつっこみどころはあるが、面白かった。
ミックが名言を吐いていた「クラッシュがピストルズと違うのは、彼らが与えられなかった希望を、クラッシュは与えたんだ」と。
ロットンから言えば「ピストルズもクラッシュも違いはない、俺がやつらと違うのは俺がアイルランド移民ってことさ」と言うだろう。彼はイギリスこそが敵であった。
ミックの言う希望、それが革命の幻想だったのかもしれない。
一方ロットンだけは本当にイギリス社会の転覆を望んでいた。ロットンは今はどうだか知らないが、2007年の姿は相変わらずいかれていた。
posted by from garageland at 23:43|
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